佐伯達男のテレビのハナシ
令和の今は、安全神話なんかどこにもない!!
2021年6月21日にdメニューのニュースを見ていた時に、岐阜県の養老地域で夜間侵入盗が多発したニュースを読んだあとに思いついた話である。

被害が多発した地域は、大垣市と養老町にまたがる場所であった。

その場所は、焼き肉・精肉店が建ちならんでいる『焼き肉街道』である。

被害は、『焼き肉街道』内にある住宅で多発した。

元凶は、被害を受けた住宅が無施錠(カギをかけていなかった)であった。

地区内の9割の家が被害を受けた…

その話を聞いたぼくは『なんでこの地域の住民たちは、ドアにカギをかけないのか?』とつぶやきながら小首をかしげた。

ケーサツは、地区の住宅を一件ずつ回って防犯グッズなどを配布して警戒を呼びかけているけど、住宅のみなさまひとりひとりが気を引き締めなければ話になりません。

テレビのハナシに変わるけど、テレビ愛媛で継続放送中のアニメ『サザエさん』の話しや長谷川町子さんの原作の4コママンガでもドロボーの話がちょくちょく出てくる。

サザエさん一家は、危機感が全くないからきわめて危険だ!!

昭和のホームドラマ『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー』『ムー一族』(TBS系)…でも『よしもと新喜劇』(毎日放送制作)でもあったし、『ドリフ大爆笑』(フジ系)『8時だヨ!全員集合!!』(TBS系)の公開コントでも、ドロボーキャラは出てきた。

『ムー一族』が放送されていた時に公開コント形式の話があった。

物語は、家の火災保険が満期が近づいた時に生じたドタバタ劇だった。

大事な時に保険証券がない言うて登場人物たちがオタオタオタオタオタオタオタオタさわいでいた…

キンリンで火災が発生しても、うさぎやのかあちゃん(渡辺美佐子さん)が『きょうはいいからスイカ食べましょう』とノンキに言うた。

それ聞いてどう思いますか?

問題の登場人物たちは危機感が全くないと声を高めて言うべきですよ!!

令和の今は、どの家庭にも『ALSOK』や『SECOM』などのステッカーを貼っている家がたくさんあります。

…と言うのは、昭和のホームドラマの考え方は危険だと言うことである。

ここは、ひとりひとりが気を引き締めて防犯防災意識を高めることが重要である。

『サザエさん』や昭和のホームドラマの時代の安全神話は、令和の今は通用しないぞ…としるしておく。
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