佐伯達男のテレビのハナシ
世界まるごとHOWマッチで世界の通貨単位をおぼえました。
ぼくが世界通貨の単位をおぼえたきっかけは、1983年4月から7年間放送されたクイズ番組『世界まるごとHOWマッチ』である。
TBSテレビ系で毎週木曜22時(桜井有吉THE夜会を放送している時間帯)から放送されていたクイズ番組である。
1984年10月から木曜20時(人間観察モニタリングバラエティなどの2時間番組をしている時間帯)に変わった…
それから1990年4月5日の最終回スペシャルまで木曜20時から放送でつづいた。
最終回した理由は、司会を務めた大橋巨泉さんのセミリタイアである。
南海放送は、2日遅れの土曜22時(24時間テレビの日は、土曜の日中の時間帯に移して放送していた)に放送された。
もちろん、家族みんなで番組を見た。
番組のタイプは『値段あてクイズ』である。
テレビ愛媛で1970年代中期から80年代あたま頃までの間の土曜19時から放送された松下電器(パナソニック)1社提供の『ズバリ当てましょう』と同じタイプのクイズ番組と言うてもいい。
(ズバリ当てましょうの3度目のリニューアルの時のMCは、『HOWマッチ』のレギュラー回答者・石坂浩二さんであった)
世界通貨の単位をおぼえる楽しみと同時に、世界中の人々の『暮らし』『習慣』『仕事』『学び』『食』そして、『恋愛』『家族・家庭』…を学んだ。
出題は4問…
答えは、現地の通貨単位で答える。
正解に応じて、スコア(トロフィー)が与えられる。
ニアピン賞は、正解に近い場合に小さいトロフィーで与えられる。
司会者の大橋巨泉さんが正解にちょっと近い場合には『仮ニアピン』と言うた。
最終問題までに仮が出ると1本トロフィーゲット…である。
ニアピンが『3本』『5本』『7本』になると各地域ごとの海外旅行とひきかえ…『10本』達成で『世界一周』旅行を獲得する。
(ニアピン10本獲得と同時に視聴者プレゼントでハワイ旅行があたるタブルチャンスがあった)
ロストボールは、文字通りニアピン没収である。
(ロストボール10本たまると視聴者プレゼントのダブルチャンスが追加される)
デビルは、石坂浩二さんとビートたけしさんと外人枠のケントギルバートさん(弁護士さん)とチャックウイルソンさんがニアピン0の時に間違った答えが出るつどに並べられていた。
(ニアピンとったら、ロストボールの棚に並べられる…デビルが0にならないとニアピンがもらえない…とくにビートたけしさんは珍答が多かった)
ホールインワン賞は、ピッタリ賞で大型トロフィーゲットで、視聴者プレゼントのタブルチャンスが1つ増える。
(旧社会党の土井たか子さんが出演していた時にホールインワン賞4本ゲットでハワイ旅行4組ご招待と言う回があった)
出演者は、石坂浩二さんとビートたけしさんはレギュラー解答者・ケントギルバートさんとチャックウイルソンさんは準レギュラー解答者である。
他外人枠解答者は、タレントのケントデリカットさん・ギター奏者のクロードチアリさんなど…合計11人が出演していた。
1986年頃に、ビートたけしさんが起こした例の乱闘事件でキンシン中だった時に代役で出演していた解答者は、次の通りである。
小沢昭一さん
山城新伍さん
小野ヤスシさん
そのまんま東(東国原元宮崎県知事)さん…
キンシン中もビートたけしさんが出演した状態で放送された週があった時は、収録した日時をテロップで表示していた。
次は、番組に出演していた解答者の爆笑エピソードのハナシである。
1987年11月5日(南海放送は同年11月7日)放送分に出演していた井森美幸さん…
アメリカ合衆国にある特大豪邸の値段を当てる問題で、井森美幸さんは『7000兆ドル』とボードに書いて出した。
日本円(当時のレート)になおすと…
98京(けい)円(ドヒャーーーーー!!)
井森さんの右となりに座っていたビートたけしさんが『井森は飛ばしましょう』と呆れかえった。
アシスタントの女性は『わかんないですね…天文学的数字です…』と苦笑した。
井森さんはアタフタした声でいいわけを言うたが、石坂浩二さんがゲラゲラ笑い転げた…
ちなみに、1987年当時のアメリカ合衆国の国家歳出予算は、1兆40億ドルであった。
井森さんが出した答えは、アメリカ合衆国の国家予算6730年分に相当する金額である(ドヒャーーーーーーーーー!!)
そのうえに、次の問題でも珍解答を出したので女性アシスタントさんから『計算できません…』と言われて拒否された…
後にそれが1987年12月19日(土曜日)に山陽放送(TBSテレビ系)で放送された『クイズダービー』に井森さんがゲスト出演した時、大橋巨泉さんから『恐怖の7000兆ドル女』とか『井森ショック』と呼ばれていじられた…
…と言うことであった。
1987年1月8日(南海放送では1月10日)放送分に出演していた草笛光子さん…
ハンガリーの高価な唐辛子の値段を当てる問題で、草笛さんが出した答えは『700万フォリント』(当時の単位)…
日本円になおすと…
11億2000万円(またまたドヒャーーーー!!)
アシスタントが日本円に直した直後に、スタジオの観客たちが大爆笑した。
司会者の巨泉さんがアタフタした様子で草笛さんのもとへ駆けつけたなど、スタジオ内で大パニックが発生した。
エンディングで草笛さんは必死にいいわけしたけど、草笛さんが言うた言葉は出演者さまたちの耳に届いていなかった。
1988年11月3日(南海放送では11月5日)放送分に出演した松崎しげるさん…
セネガル(アフリカ)のゴルフのようなものに関する問題で、松崎さんが出した答えは『125CFAフラン』…
日本円に直すと…
12円50銭(オイオイ…)
チロルチョコ1個買える値段やないかぇ(大絶叫)
松崎さんはあわてて0を1個つけたけど、結局ニアピントロフィーは没収されてロストボールになった。(なんやねん一体もう…ブツブツブツブツブツブツ)
あともうひとつ、1983年7月21日放送(南海放送は7月23日に放送された)された回の第1問目のブラジルの特大ピザの値段当てでビートたけしさんが12万クルゼーロと解答した時の話がややこしかった。
ビートたけしさんは『6万クルゼーロと書こうとしたのだよ〜』と生ぬるい声で言うた。
たけしさんの言う通りに正解が6万クルゼーロだった…
その後、大橋巨泉さんが『なんだってたけし、6万クルゼーロと書こうとしたの?』とたけしさんに言うたのでたけしさんがキレてしまった。
たけしさんがわけのわからないことを言いまくったので、スタジオ内に大爆笑が響いた。
(このエピソードは、ユーチューブで繰り返して見た…思い切り笑い転げたワ…)
話は変わって…
『世界まるごとHOWマッチ』にはトップ賞がなかった…
それはどうしてでしょうか?
答えは、つづきはまた次回持ち越しなので、トップ賞がないのです。
だから、続けて楽しく見ることができました。
そして、番組の最後に視聴者プレゼントがあった。
視聴者のみなさまに出題される問題をハガキに書いて送るクイズで、正解者の中から抽選でプレゼントが当たる…
さらに、放送された日に回答者がホールインワン賞・ニアピン10本達成…または、ロストボール(デビルを含めて)10本たまった場合には、ダブルチャンスでハワイ旅行が当たると言う豪華プレゼント…と言う形であった。
本来の締め切り日は放送翌日消印であったが、南海放送で放送分は月曜日の消印を締め切りだった。
抽選は、南海放送を見ていた視聴者さまの分が到着する日の翌日に行われた…と言うことである。
話は変わって…
『世界まるごとHOWマッチ』が最終回したあとは『世界まるごと2001年』と言うタイトルで違うシュシのクイズ番組で放送された。
『フラン』(フランス)『リラ』(イタリー)『マルク』(ドイツ)『シリング』(オーストリア)…の欧州の通過は、一部地域をのぞいて『ユーロ』に統一された。
ブラジルの『クルゼイロ』は、『クルザード』…経て、今は『レアル』で流通している。
アメリカドルは1ドル360円と言う時代があったけど、今現在は100円台で推移している…
あの頃と違って、世界情勢は大きく変化した。
『ベルリンの壁崩壊』『湾岸戦争』『バルト三国独立』『ソ連邦解体』『アメリカ同時多発テロ事件』『イラク戦争』『リーマンショック』…
平成に入った直後から令和の現在までの間に世界地図が大きくさま変わりした。
その間、世界中の人々はどんな想いで21世紀を生きているのか?
状況が落ち着いたら、ぼくも世界のいろんな国と地域ヘたびをしたい…
TBSテレビ系で毎週木曜22時(桜井有吉THE夜会を放送している時間帯)から放送されていたクイズ番組である。
1984年10月から木曜20時(人間観察モニタリングバラエティなどの2時間番組をしている時間帯)に変わった…
それから1990年4月5日の最終回スペシャルまで木曜20時から放送でつづいた。
最終回した理由は、司会を務めた大橋巨泉さんのセミリタイアである。
南海放送は、2日遅れの土曜22時(24時間テレビの日は、土曜の日中の時間帯に移して放送していた)に放送された。
もちろん、家族みんなで番組を見た。
番組のタイプは『値段あてクイズ』である。
テレビ愛媛で1970年代中期から80年代あたま頃までの間の土曜19時から放送された松下電器(パナソニック)1社提供の『ズバリ当てましょう』と同じタイプのクイズ番組と言うてもいい。
(ズバリ当てましょうの3度目のリニューアルの時のMCは、『HOWマッチ』のレギュラー回答者・石坂浩二さんであった)
世界通貨の単位をおぼえる楽しみと同時に、世界中の人々の『暮らし』『習慣』『仕事』『学び』『食』そして、『恋愛』『家族・家庭』…を学んだ。
出題は4問…
答えは、現地の通貨単位で答える。
正解に応じて、スコア(トロフィー)が与えられる。
ニアピン賞は、正解に近い場合に小さいトロフィーで与えられる。
司会者の大橋巨泉さんが正解にちょっと近い場合には『仮ニアピン』と言うた。
最終問題までに仮が出ると1本トロフィーゲット…である。
ニアピンが『3本』『5本』『7本』になると各地域ごとの海外旅行とひきかえ…『10本』達成で『世界一周』旅行を獲得する。
(ニアピン10本獲得と同時に視聴者プレゼントでハワイ旅行があたるタブルチャンスがあった)
ロストボールは、文字通りニアピン没収である。
(ロストボール10本たまると視聴者プレゼントのダブルチャンスが追加される)
デビルは、石坂浩二さんとビートたけしさんと外人枠のケントギルバートさん(弁護士さん)とチャックウイルソンさんがニアピン0の時に間違った答えが出るつどに並べられていた。
(ニアピンとったら、ロストボールの棚に並べられる…デビルが0にならないとニアピンがもらえない…とくにビートたけしさんは珍答が多かった)
ホールインワン賞は、ピッタリ賞で大型トロフィーゲットで、視聴者プレゼントのタブルチャンスが1つ増える。
(旧社会党の土井たか子さんが出演していた時にホールインワン賞4本ゲットでハワイ旅行4組ご招待と言う回があった)
出演者は、石坂浩二さんとビートたけしさんはレギュラー解答者・ケントギルバートさんとチャックウイルソンさんは準レギュラー解答者である。
他外人枠解答者は、タレントのケントデリカットさん・ギター奏者のクロードチアリさんなど…合計11人が出演していた。
1986年頃に、ビートたけしさんが起こした例の乱闘事件でキンシン中だった時に代役で出演していた解答者は、次の通りである。
小沢昭一さん
山城新伍さん
小野ヤスシさん
そのまんま東(東国原元宮崎県知事)さん…
キンシン中もビートたけしさんが出演した状態で放送された週があった時は、収録した日時をテロップで表示していた。
次は、番組に出演していた解答者の爆笑エピソードのハナシである。
1987年11月5日(南海放送は同年11月7日)放送分に出演していた井森美幸さん…
アメリカ合衆国にある特大豪邸の値段を当てる問題で、井森美幸さんは『7000兆ドル』とボードに書いて出した。
日本円(当時のレート)になおすと…
98京(けい)円(ドヒャーーーーー!!)
井森さんの右となりに座っていたビートたけしさんが『井森は飛ばしましょう』と呆れかえった。
アシスタントの女性は『わかんないですね…天文学的数字です…』と苦笑した。
井森さんはアタフタした声でいいわけを言うたが、石坂浩二さんがゲラゲラ笑い転げた…
ちなみに、1987年当時のアメリカ合衆国の国家歳出予算は、1兆40億ドルであった。
井森さんが出した答えは、アメリカ合衆国の国家予算6730年分に相当する金額である(ドヒャーーーーーーーーー!!)
そのうえに、次の問題でも珍解答を出したので女性アシスタントさんから『計算できません…』と言われて拒否された…
後にそれが1987年12月19日(土曜日)に山陽放送(TBSテレビ系)で放送された『クイズダービー』に井森さんがゲスト出演した時、大橋巨泉さんから『恐怖の7000兆ドル女』とか『井森ショック』と呼ばれていじられた…
…と言うことであった。
1987年1月8日(南海放送では1月10日)放送分に出演していた草笛光子さん…
ハンガリーの高価な唐辛子の値段を当てる問題で、草笛さんが出した答えは『700万フォリント』(当時の単位)…
日本円になおすと…
11億2000万円(またまたドヒャーーーー!!)
アシスタントが日本円に直した直後に、スタジオの観客たちが大爆笑した。
司会者の巨泉さんがアタフタした様子で草笛さんのもとへ駆けつけたなど、スタジオ内で大パニックが発生した。
エンディングで草笛さんは必死にいいわけしたけど、草笛さんが言うた言葉は出演者さまたちの耳に届いていなかった。
1988年11月3日(南海放送では11月5日)放送分に出演した松崎しげるさん…
セネガル(アフリカ)のゴルフのようなものに関する問題で、松崎さんが出した答えは『125CFAフラン』…
日本円に直すと…
12円50銭(オイオイ…)
チロルチョコ1個買える値段やないかぇ(大絶叫)
松崎さんはあわてて0を1個つけたけど、結局ニアピントロフィーは没収されてロストボールになった。(なんやねん一体もう…ブツブツブツブツブツブツ)
あともうひとつ、1983年7月21日放送(南海放送は7月23日に放送された)された回の第1問目のブラジルの特大ピザの値段当てでビートたけしさんが12万クルゼーロと解答した時の話がややこしかった。
ビートたけしさんは『6万クルゼーロと書こうとしたのだよ〜』と生ぬるい声で言うた。
たけしさんの言う通りに正解が6万クルゼーロだった…
その後、大橋巨泉さんが『なんだってたけし、6万クルゼーロと書こうとしたの?』とたけしさんに言うたのでたけしさんがキレてしまった。
たけしさんがわけのわからないことを言いまくったので、スタジオ内に大爆笑が響いた。
(このエピソードは、ユーチューブで繰り返して見た…思い切り笑い転げたワ…)
話は変わって…
『世界まるごとHOWマッチ』にはトップ賞がなかった…
それはどうしてでしょうか?
答えは、つづきはまた次回持ち越しなので、トップ賞がないのです。
だから、続けて楽しく見ることができました。
そして、番組の最後に視聴者プレゼントがあった。
視聴者のみなさまに出題される問題をハガキに書いて送るクイズで、正解者の中から抽選でプレゼントが当たる…
さらに、放送された日に回答者がホールインワン賞・ニアピン10本達成…または、ロストボール(デビルを含めて)10本たまった場合には、ダブルチャンスでハワイ旅行が当たると言う豪華プレゼント…と言う形であった。
本来の締め切り日は放送翌日消印であったが、南海放送で放送分は月曜日の消印を締め切りだった。
抽選は、南海放送を見ていた視聴者さまの分が到着する日の翌日に行われた…と言うことである。
話は変わって…
『世界まるごとHOWマッチ』が最終回したあとは『世界まるごと2001年』と言うタイトルで違うシュシのクイズ番組で放送された。
『フラン』(フランス)『リラ』(イタリー)『マルク』(ドイツ)『シリング』(オーストリア)…の欧州の通過は、一部地域をのぞいて『ユーロ』に統一された。
ブラジルの『クルゼイロ』は、『クルザード』…経て、今は『レアル』で流通している。
アメリカドルは1ドル360円と言う時代があったけど、今現在は100円台で推移している…
あの頃と違って、世界情勢は大きく変化した。
『ベルリンの壁崩壊』『湾岸戦争』『バルト三国独立』『ソ連邦解体』『アメリカ同時多発テロ事件』『イラク戦争』『リーマンショック』…
平成に入った直後から令和の現在までの間に世界地図が大きくさま変わりした。
その間、世界中の人々はどんな想いで21世紀を生きているのか?
状況が落ち着いたら、ぼくも世界のいろんな国と地域ヘたびをしたい…