愛し、愛され、放さない
水を流す音がして、玲蘭が出てくる。
「おかえり」
百合が微笑み、手を差し出す。
「百合くんは?行かなくて大丈夫?」
手を握りながら、見上げる。
「うん、まだ大丈夫」
微笑み、玲蘭の手を引いた。
リビングに戻り、ソファに並んで座り紅茶を飲む。
「玲蘭」
「ん?」
「もう、いいよね?
沢山キスしても」
玲蘭の頬に触れ、口唇をなぞる。
「う、うん//////」
ゆっくり頷くと、百合が玲蘭のカップを取りテーブルに置いた。
玲蘭の頬を包み込み、顔を近づける。
玲蘭もゆっくり目を瞑った。
チュッ…チュッ…と何度か啄んで、深くなる。
「んん……は…ぁ…」
百合の服をギュッと握りしめる。
必死に百合のキスに答える。
「んはぁ…
…………可愛いね、玲蘭。ほんと、クセになるよ…!」
貪って口唇を離し、顔を覗き込む。
(ほんっと…えっろい顔…!/////)
真っ赤にしている玲蘭の顔を見て、微笑んだ。
「玲蘭、煙草吸いたい。行こ?」
玲蘭が頷き、やっぱり二人は手を繫ぎベランダに向かった。
窓を開けると、冷たい風が入り込んだ。
思わず、ブルッと身体を震わせた玲蘭。
「寒いね…
上になんか羽織らないと!」
「だったら百合くん、リビングで……」
「うーん…」
「それか、キッチンの換気扇の下とか」
「それでも部屋に煙草の臭いがこもるよ?
壁も汚くなるし。
何より、そんな臭いのこもった部屋に玲蘭をいさせたくないし…
玲蘭、苦手でしょ?煙草。
ごめんね。僕が止めれたら、それが一番良いのはわかってるんだけどなかなか…ね…」
「あ…大丈夫だよ!
ほ、ほら!百合くんに気を遣わせて悪いなって思って……」
肩をすくめる百合に、玲蘭が慌てて弁解する。
「気、遣うに決まってるよ?
大切な玲蘭のことだもん。
出来る限りのことはしたいんだ!
ね?
ほら、羽織る物取りに行こ?」
二人でショールを仲良く羽織り、ベランダにある小ぶりのベンチに並んで腰掛ける。
百合が煙草を吸い始めて、玲蘭はその横顔をそっと見つめた。
「玲蘭、寒くない?大丈夫?」
玲蘭にかからないように煙を吐き、微笑んだ。
「うん。くっついてるから、温かいよ……!」
玲蘭も微笑むと、百合の顔が近づいてきた。
思わず構える、玲蘭。
口唇が重なる寸前で、ピタリと止まった。
「おかえり」
百合が微笑み、手を差し出す。
「百合くんは?行かなくて大丈夫?」
手を握りながら、見上げる。
「うん、まだ大丈夫」
微笑み、玲蘭の手を引いた。
リビングに戻り、ソファに並んで座り紅茶を飲む。
「玲蘭」
「ん?」
「もう、いいよね?
沢山キスしても」
玲蘭の頬に触れ、口唇をなぞる。
「う、うん//////」
ゆっくり頷くと、百合が玲蘭のカップを取りテーブルに置いた。
玲蘭の頬を包み込み、顔を近づける。
玲蘭もゆっくり目を瞑った。
チュッ…チュッ…と何度か啄んで、深くなる。
「んん……は…ぁ…」
百合の服をギュッと握りしめる。
必死に百合のキスに答える。
「んはぁ…
…………可愛いね、玲蘭。ほんと、クセになるよ…!」
貪って口唇を離し、顔を覗き込む。
(ほんっと…えっろい顔…!/////)
真っ赤にしている玲蘭の顔を見て、微笑んだ。
「玲蘭、煙草吸いたい。行こ?」
玲蘭が頷き、やっぱり二人は手を繫ぎベランダに向かった。
窓を開けると、冷たい風が入り込んだ。
思わず、ブルッと身体を震わせた玲蘭。
「寒いね…
上になんか羽織らないと!」
「だったら百合くん、リビングで……」
「うーん…」
「それか、キッチンの換気扇の下とか」
「それでも部屋に煙草の臭いがこもるよ?
壁も汚くなるし。
何より、そんな臭いのこもった部屋に玲蘭をいさせたくないし…
玲蘭、苦手でしょ?煙草。
ごめんね。僕が止めれたら、それが一番良いのはわかってるんだけどなかなか…ね…」
「あ…大丈夫だよ!
ほ、ほら!百合くんに気を遣わせて悪いなって思って……」
肩をすくめる百合に、玲蘭が慌てて弁解する。
「気、遣うに決まってるよ?
大切な玲蘭のことだもん。
出来る限りのことはしたいんだ!
ね?
ほら、羽織る物取りに行こ?」
二人でショールを仲良く羽織り、ベランダにある小ぶりのベンチに並んで腰掛ける。
百合が煙草を吸い始めて、玲蘭はその横顔をそっと見つめた。
「玲蘭、寒くない?大丈夫?」
玲蘭にかからないように煙を吐き、微笑んだ。
「うん。くっついてるから、温かいよ……!」
玲蘭も微笑むと、百合の顔が近づいてきた。
思わず構える、玲蘭。
口唇が重なる寸前で、ピタリと止まった。