そんな簡単に彼女を決めていいんですか? ~偶然から始まる運命の恋!?~
「美里がブルーローズを去っていらい、俺の心はぽっかりと大きな穴が開いたようだった」
涼介さんは私を探そうとも思ったけれど、会社が大変な時だったし、縁が無かったのだと諦めたそう。
「あの時は会社を立ち上げてまだ軌道に乗る前で、必死だったのもあって美里を探すのを諦めたんだ」
「分かります。だって私が入社した年だもの。社員一丸となって会社を支えている感じがしました。あれから五年、早いですね」
「ああ、会社の業績も徐々に上がり始めて、顧客も増えた」
そしてご両親から結婚の催促。
「俺の中には一人の女性がいたから、会社の業績も落ち着いたしもう一度探そうと思っていた時に、冬子から美里のことを教えられた」
「飯倉さんが?」
「ああ。法務に良い子がいるんだけど、どう?と」
飯倉さんが?
何故、私を?
いつも彼女の足を引っ張って、ろくに仕事も出来なかった私を?
「仕事に前向きで一生懸命。素直で可愛い。吉永さんみたいな妹が欲しいの。ちょっと法務まで見に来て。って冬子に言われて。渋々見に行ったら君だった」
運命なんて信じないほうだけど、今回は運命に感謝したよ。と彼は笑う。
「じゃあ、”うどん”の話は?」
「あれは作り話」
「嘘なんですか!?」
運命を信じる私からしたら、ちょっとがっかり。
そんな適当なことで幸せが降ってくることあるんだ。と、おお真面目に信じてしまっていたから。
でもこのことは、涼介さんには黙っていよう。
涼介さんは私を探そうとも思ったけれど、会社が大変な時だったし、縁が無かったのだと諦めたそう。
「あの時は会社を立ち上げてまだ軌道に乗る前で、必死だったのもあって美里を探すのを諦めたんだ」
「分かります。だって私が入社した年だもの。社員一丸となって会社を支えている感じがしました。あれから五年、早いですね」
「ああ、会社の業績も徐々に上がり始めて、顧客も増えた」
そしてご両親から結婚の催促。
「俺の中には一人の女性がいたから、会社の業績も落ち着いたしもう一度探そうと思っていた時に、冬子から美里のことを教えられた」
「飯倉さんが?」
「ああ。法務に良い子がいるんだけど、どう?と」
飯倉さんが?
何故、私を?
いつも彼女の足を引っ張って、ろくに仕事も出来なかった私を?
「仕事に前向きで一生懸命。素直で可愛い。吉永さんみたいな妹が欲しいの。ちょっと法務まで見に来て。って冬子に言われて。渋々見に行ったら君だった」
運命なんて信じないほうだけど、今回は運命に感謝したよ。と彼は笑う。
「じゃあ、”うどん”の話は?」
「あれは作り話」
「嘘なんですか!?」
運命を信じる私からしたら、ちょっとがっかり。
そんな適当なことで幸せが降ってくることあるんだ。と、おお真面目に信じてしまっていたから。
でもこのことは、涼介さんには黙っていよう。