情愛漂う財閥社長は、一途に不遇女子を寵愛する。



「このまま、何も食べなかったら死ぬのかなぁ。そしたら、お母さんに会えたりするかな」


 そんな独り言を呟き、ボーっとしていると屋根裏にいるのに下が騒がしいのが聞こえてきた。

 バタバタと足音が聞こえて、鍵が閉められていたはずのドアが開いた。


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