情愛漂う財閥社長は、一途に不遇女子を寵愛する。
助け
目が開いて目だけ動かしてキョロキョロしていればやさしさの漂うインテリア空間が広がっており、やすらぎと静けさに包まれた部屋だった。
「ここは、どこ……?」
掠れる声に驚きながら縛られていた手足は手当されていて痛くない。点滴されているから……病院っぽい?
本当にどこだろう。なんでこんな場所にいるのか、そういえば気を失う時に愛湖たちの声聞こえたけど大丈夫かしら。
「……っお、起きたのか!?」