情愛漂う財閥社長は、一途に不遇女子を寵愛する。



「えっ……や、八尋さん!?」

「ん? すぐそこだから気にしないで」

「いや、そういうことじゃ! 下ろしてくださいっ」


 その言葉は聞き入れられずにそのまま食堂へと入った。

 食堂に入ると椅子に座らされ、すぐに朝食がトレーに乗せられて運ばれてきた。


「美味しそうです」




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