余命が尽きたんだな
「おはよー」

「おはよ、悠衣!」

「真菜は朝から元気だなぁ」

そう言って自分の席に着く。

私はクラスの中では目立つ存在ではないので、楽な部分もある。

だって、陽キャなんてめんどくさいじゃんか。

なんて、ひねくれた考えで一日を過ごしていく。

これがずっと続けばよかったのに。

この考えをしている私は数日後の自分なんて知らないだろう。

そして、未来の私を知らずに一日を淡々と過ごすんだろう。
< 1 / 2 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop