もう、あなたを愛したくありません〜ループを越えた物質主義の令嬢は形のない愛を求める〜
7 おかしい
パーティーのあと、キアラは突然の高熱で一週間も寝込んでしまった。
激しい発熱で苦しいはずなのに、ベッドの中では宙に浮かんでいるようなふわふわした感覚がした。
でも身体か軽いのに、なにか重たいものがズンと体内に宿るような気がする。
それはダミアーノへの愛情ではないことは確かだった。
宮廷での出来事は何だったのだろうか。
一瞬でダミアーノに恋に落ちて、突然身体が苦しくなって、皇太子に触れられた途端に爆発するような何かが起こって。
そうしたら身体が回復して婚約者への気持ちも一緒に吹き飛んでしまった。
(私が人生を繰り返していることと、何か関係があるのかしら……?)
いくら考えても答えはでなかった。ループの理由も原因もさっぱり分からない。
ただダミアーノを愛する気持ちが消えたことは、心底良かったと思った。
激しい発熱で苦しいはずなのに、ベッドの中では宙に浮かんでいるようなふわふわした感覚がした。
でも身体か軽いのに、なにか重たいものがズンと体内に宿るような気がする。
それはダミアーノへの愛情ではないことは確かだった。
宮廷での出来事は何だったのだろうか。
一瞬でダミアーノに恋に落ちて、突然身体が苦しくなって、皇太子に触れられた途端に爆発するような何かが起こって。
そうしたら身体が回復して婚約者への気持ちも一緒に吹き飛んでしまった。
(私が人生を繰り返していることと、何か関係があるのかしら……?)
いくら考えても答えはでなかった。ループの理由も原因もさっぱり分からない。
ただダミアーノを愛する気持ちが消えたことは、心底良かったと思った。