パパLOVE
「仁神?聞いたことのない名ね」
「そうやねんなあ。ほな、Lちゅう名はご存知ちゃうでっしゃろか?」
「L?まさか…あなたが、あのLだって言うの?」
「そうです。柊木様からの命で、小学3年の時から三枝快斗に近づき、今日の今日までずっと彼の側で親友として生きて来ました」
「そうだったの…」
やっと全てが繋がったような気がした。
通りで私が海外に移り住んだ途端に彼の写真や映像が送られきたり、彼の事細かな情報がいち早く入ってきた訳ね…
まさか彼の親友になって1番近くで彼を見守り続けてきたなんて…
「柊木様からなんもお聞きになられてへんかったようでんなぁ?柊木様もお人が悪い」
「本当に長い間、ありがとう。あなたには感謝のしようがないわ」
「お嬢様にお礼を言うてもらえて光栄です」
「あなたの人生を…9年近く命令に従ってきたんだから、もう自分の人生を歩んでちょうだい。長い間、ご苦労さま」
「お嬢様にそんなんを言うて頂くんは大変もったいないお言葉でっけど、わしはこれからも快斗の側を離れるつもりはおまへん」
「どうしてなの?」
「わしと快斗は親友なんや。わしにとって快斗は唯一無二の親友でかけがえのあれへん人なんや。それにわしが柊木様から言いつけられたのは高校に上がるまでです。今わしが快斗と一緒におるんは命令でも何でものうて、うちの意思なんや。どうか快斗と一緒におること許しとくんなはれ」
「そうだったの。でも、安心したわ。彼にもあなたのような信頼できる親友が出来たこと。本当に良かった。これからは何も気にすることなく、自分の好きなように生きてちょうだい。今度は私があなたの人生をバックアップさせてもらわ」
「ありがたきお言葉。恐悦至極に存じます」
「じゃあ、私は行くわ」
「それやったら、快斗はまだ校庭で部活の朝練の最中です。ご案内致します」
それから仁神に案内されて彼が練習している校庭に連れて行ってもらった。
どこにいたって、どんなに人が何百人何千人いようとも私は彼をひと目で見つけられる。
「そうやねんなあ。ほな、Lちゅう名はご存知ちゃうでっしゃろか?」
「L?まさか…あなたが、あのLだって言うの?」
「そうです。柊木様からの命で、小学3年の時から三枝快斗に近づき、今日の今日までずっと彼の側で親友として生きて来ました」
「そうだったの…」
やっと全てが繋がったような気がした。
通りで私が海外に移り住んだ途端に彼の写真や映像が送られきたり、彼の事細かな情報がいち早く入ってきた訳ね…
まさか彼の親友になって1番近くで彼を見守り続けてきたなんて…
「柊木様からなんもお聞きになられてへんかったようでんなぁ?柊木様もお人が悪い」
「本当に長い間、ありがとう。あなたには感謝のしようがないわ」
「お嬢様にお礼を言うてもらえて光栄です」
「あなたの人生を…9年近く命令に従ってきたんだから、もう自分の人生を歩んでちょうだい。長い間、ご苦労さま」
「お嬢様にそんなんを言うて頂くんは大変もったいないお言葉でっけど、わしはこれからも快斗の側を離れるつもりはおまへん」
「どうしてなの?」
「わしと快斗は親友なんや。わしにとって快斗は唯一無二の親友でかけがえのあれへん人なんや。それにわしが柊木様から言いつけられたのは高校に上がるまでです。今わしが快斗と一緒におるんは命令でも何でものうて、うちの意思なんや。どうか快斗と一緒におること許しとくんなはれ」
「そうだったの。でも、安心したわ。彼にもあなたのような信頼できる親友が出来たこと。本当に良かった。これからは何も気にすることなく、自分の好きなように生きてちょうだい。今度は私があなたの人生をバックアップさせてもらわ」
「ありがたきお言葉。恐悦至極に存じます」
「じゃあ、私は行くわ」
「それやったら、快斗はまだ校庭で部活の朝練の最中です。ご案内致します」
それから仁神に案内されて彼が練習している校庭に連れて行ってもらった。
どこにいたって、どんなに人が何百人何千人いようとも私は彼をひと目で見つけられる。