パパLOVE
この日は夜中の2時近くまで起きていた。

2時間くらい2人でテレビゲームをして、YouTubeを見て、布団の中に一緒に入ってお喋りをした。

しばらくすると私の隣から、寝息が聞こえてきた。

パパを見ると目を閉じて眠っていた。

とても可愛らしくて見ているだけで胸が苦しくなった。

そんなパパの寝顔をずっと眺めていた。

パパの肩を揺さぶって起きるかどうか確かめてみた。

何度か試してみたけど、起きる様子はなかった。

今なら何をしても大丈夫なような気がして、良からぬことを思いついてしまった。

私はパパの頬に唇を押し当てて息を吸った。

良い香りがした。

男性用のローションの匂いなのだろうか?

好きな香りだった。

全く起きる感じがしなかったので、それからパパの耳の匂いを嗅いでから、耳たぶを軽く甘噛みしてみた。

それでも起きないので、私はパパの唇に指で触れて撫でてみた。

パパとキスがしてみたいと思った。

キスなんて生まれてから1度もしたことないし、したいとも思ったことはなかったけど、今は目の前のパパとキスをしてみたいと心から思った。

ドキドキしてきた。

ドックンドックンと心臓の激しい鼓動を感じた。

パパに顔を近づけると自分でも息遣いが荒くなっているのがわかった。

私はゆっくりとパパの唇に私の唇を重ねてみた。

やっ‥柔らかい。

キスってとっても気持ちいい。

私は1度唇を離し、パパの顔を見てから再び唇を重ねた。

キスってこんな感じなんだ。

好きな人とするキスってこんなに幸せな気持ちになれるんだ。

私は唇を離して、ゆっくり静かに横になった。

まだドキドキしている。

ドキドキが止まらない。

これで私のファーストキスの相手はパパになった。

一生忘れられないファーストキスだ。
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