助けた王子に妃へと望まれた魔女ですけれど、自然が恋しいので森に帰りますね
――バッ……ゴオォォォンッ!!
「「うぎゃあぁぁぁっ!」」
(くうぅっ……)
一瞬空を白く染めるほどの爆発が起こった。
衝撃は兵士たちの体勢を大きく崩させ、ラルドリスもいきなりのことで、シーベルの指示に従うのが精一杯だった。
爆発の余韻が辺りを静寂に染める中……煙に咳き込むラルドリスは、なんとか体を起こす。
「ふう……お、怖ろしい兵器だったな、焦ったぞシーベル……。シーベル?」
瞼の上からも目を貫いた閃光にしばし視力を戻すのに時間がかかる。
その後ラルドリスは、倒れ込んだ状態で動かないシーベルを助け起こした。
「シーベルッ!? おい、大丈夫か!」
「……殿下、ご無事ですか」
「なんともない。それより、お前……」
「「うぎゃあぁぁぁっ!」」
(くうぅっ……)
一瞬空を白く染めるほどの爆発が起こった。
衝撃は兵士たちの体勢を大きく崩させ、ラルドリスもいきなりのことで、シーベルの指示に従うのが精一杯だった。
爆発の余韻が辺りを静寂に染める中……煙に咳き込むラルドリスは、なんとか体を起こす。
「ふう……お、怖ろしい兵器だったな、焦ったぞシーベル……。シーベル?」
瞼の上からも目を貫いた閃光にしばし視力を戻すのに時間がかかる。
その後ラルドリスは、倒れ込んだ状態で動かないシーベルを助け起こした。
「シーベルッ!? おい、大丈夫か!」
「……殿下、ご無事ですか」
「なんともない。それより、お前……」