星神〜CrownAngel〜
聖から逃げ切り学園の中に入ると
玄関のところには鳴海がいた


先生「お帰り……
それじゃあ報告しにいくぞ」
鳴海は起きたことを知っているかのようなそぶりで歩いていく


俺と朱雀はそのうしろをついていく
おそらく学園長である星神たちのところだろう
そこには教師同伴でなければ入れない


鳴海は唐突に止まった
俺は来たことがあるので何もなかったが
朱雀はそのまま進み
鳴海にぶつかりそうになったが
身体を捻ってかわした


先生「なにやってんだ?」
それをしらない鳴海からしたら朱雀がいきなりこけたようにしかみえなかった


朱雀「くっそぉ……
鳴海の野郎覚えてろよ……」
朱雀がぶつぶつとなにかを言っているが気にしないことにした



ガシャン!!
何かが動く音がした
それと同時にゴゴゴという音とともに
目の前の壁が動き扉が現れた


先生「行くぞ」
鳴海はそれだけを言って先に進んで行った


朱雀「あいつは……して……に……って……」
まだ朱雀はぶつぶつ言っていた
若干『……』の部分が気になるが
問い詰めるのはやめておこう……


飛月「いつまでぶつぶつ言ってんだ
さっさと行くぞ!」
とりあえず朱雀をだまらせて先に進む


しばらく進むと大きな扉が見えてきた
鳴海はそれを開けて中にはいっていく
そこにはどこかの教会のように
大きな空間に台座と像がある部屋だった


その部屋を進むと
台座の前におよそ二十歳前後の男が立っていた


その男は星神とよばれるこの学園を治めている一人だ
実際は二十歳前後ではなく軽く2000歳は越えている


実年齢は
本人すらわからない
それくらいこの学園…
いやこの世界を治めてきたのだ


そして俺はそんな大物相手に………










いきなり顔面へとパンチをぶつけた
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