君の隣にいられたなら。
先輩は近くのベンチに誘ってくれて、2人で並んで座る。
「うん、そんな感じしてた」
「でも、優しいので。自分のペースでいられちゃうというか」
「そっか、嬉しい。ありがとね」
先輩は嬉しそうに笑って、私が持っていたクレープに左手を重ねて、パクッと頬張った。
「ん〜!美味しい」
「ね!美味しいですよね。良いとこ知っちゃった」
「よかった。ご満足いただけたみたいで」
「ありがとうございます」
「今日のデート俺のわがままな上に、可愛い格好してきてくれたし。これくらいはね」
デート、という言葉に少し口元が緩む。
どんな服を着れば良いかわからなくて、無難に薄い桃色のニットカーディガンに黒のスカートを合わせただけだ。
デートだし、と膝上のスカートを選んでみた、という点においては私的にとても挑戦。
それでも先輩はお気に召してくれたみたいでよかった。
それから、SNSで有名な屋台やらカフェやらを散策。
2人でいろんなものを食べて気づけば夕方。
時間の流れは早いなあ。
しみじみしちゃう。
「茉白ちゃん」
「なんですか?」
「うん、そんな感じしてた」
「でも、優しいので。自分のペースでいられちゃうというか」
「そっか、嬉しい。ありがとね」
先輩は嬉しそうに笑って、私が持っていたクレープに左手を重ねて、パクッと頬張った。
「ん〜!美味しい」
「ね!美味しいですよね。良いとこ知っちゃった」
「よかった。ご満足いただけたみたいで」
「ありがとうございます」
「今日のデート俺のわがままな上に、可愛い格好してきてくれたし。これくらいはね」
デート、という言葉に少し口元が緩む。
どんな服を着れば良いかわからなくて、無難に薄い桃色のニットカーディガンに黒のスカートを合わせただけだ。
デートだし、と膝上のスカートを選んでみた、という点においては私的にとても挑戦。
それでも先輩はお気に召してくれたみたいでよかった。
それから、SNSで有名な屋台やらカフェやらを散策。
2人でいろんなものを食べて気づけば夕方。
時間の流れは早いなあ。
しみじみしちゃう。
「茉白ちゃん」
「なんですか?」