悪魔なあなたと結婚させてください!
「……どこが痩せたんだろう」
痩せたと言っても元々90キロある巨漢の幸では、実際にどこへんが痩せたのかわかりにくい。
どこをどう見ても肉に囲まれているようにしか見えなくて、幸はその場で深くため息を吐き出した。
「アレク聞いて! 私7キロも落ちてたんだよ!」
それでも数字に変化があったことが嬉しくて脱衣所から出るとすぐにアレクに報告した。
「7キロか。まぁまぁだな」
腕組みをして答えるアレクの意見はなかなか厳しい。
「もっと喜んでくれてもいいのに」
「普通の体型ならな。お前は太り過ぎだからその分痩せやすくて当然だ。ダイエット経験がない分、余計に体重は落ちやすい。もちろん、普段は禁物だがな」
「7キロも痩せたんだから、昼ごはんは丼を食べてもいいよね!?」
「お前人の話を聞いてたか?」
アレクの呆れた声は幸には届いていなかったのだった。
痩せたと言っても元々90キロある巨漢の幸では、実際にどこへんが痩せたのかわかりにくい。
どこをどう見ても肉に囲まれているようにしか見えなくて、幸はその場で深くため息を吐き出した。
「アレク聞いて! 私7キロも落ちてたんだよ!」
それでも数字に変化があったことが嬉しくて脱衣所から出るとすぐにアレクに報告した。
「7キロか。まぁまぁだな」
腕組みをして答えるアレクの意見はなかなか厳しい。
「もっと喜んでくれてもいいのに」
「普通の体型ならな。お前は太り過ぎだからその分痩せやすくて当然だ。ダイエット経験がない分、余計に体重は落ちやすい。もちろん、普段は禁物だがな」
「7キロも痩せたんだから、昼ごはんは丼を食べてもいいよね!?」
「お前人の話を聞いてたか?」
アレクの呆れた声は幸には届いていなかったのだった。