悪魔なあなたと結婚させてください!
☆☆☆
あぁ、昨日のことはちょっとまずかったんだろうか。
幸がそう思ったのは出勤してすぐのことだった。
更衣室から出たタイミングで朋香と和美のふたりに呼び止められて、屋上へ連れてこられていたのだ。
もしかしなくても、幸が出勤してくるのを待っていたに違いない。
「用事ってなに?」
日陰の屋上は今では見慣れた場所になった。
今日も昼休憩にはここへ来てランイングするつもりでいる。
だけど今の屋上の雰囲気はお世辞にもいいものだとは言えなかった。
朋香と和美が腕組みをして睨みつけくるので、幸の顔からも笑みが消えた。
「最近調子に乗ってない?」
口火を切ったのは朋香だった。
昨日のことをよほど根に持っているようで、その目はつり上がっている。
だけど幸からすれば謝るようなことはなにもしていない。
あぁ、昨日のことはちょっとまずかったんだろうか。
幸がそう思ったのは出勤してすぐのことだった。
更衣室から出たタイミングで朋香と和美のふたりに呼び止められて、屋上へ連れてこられていたのだ。
もしかしなくても、幸が出勤してくるのを待っていたに違いない。
「用事ってなに?」
日陰の屋上は今では見慣れた場所になった。
今日も昼休憩にはここへ来てランイングするつもりでいる。
だけど今の屋上の雰囲気はお世辞にもいいものだとは言えなかった。
朋香と和美が腕組みをして睨みつけくるので、幸の顔からも笑みが消えた。
「最近調子に乗ってない?」
口火を切ったのは朋香だった。
昨日のことをよほど根に持っているようで、その目はつり上がっている。
だけど幸からすれば謝るようなことはなにもしていない。