悪魔なあなたと結婚させてください!
「当然だろう」
ふんぞり返って言うアレクに幸は笑う。

休日くらい休みを、と思っていた幸はもうどこにもいない。
努力は達成できるまでできるだけ毎日行うこと。

疲れたり、本当にしんどいときはちゃんと休むこと。
それが大切なのだと気がついた。

走り続けることは難しい。
だけど走れるときには走る。

そんな単純なこともわかっていなかったような気がする。
「ありがとう、色々と気づかせてくれて」

「俺はなにもしてない。ただアメとムチを与えていただけだ」
それ、自覚してたんだ。

と、恐ろしくなる。
「たとえば今日はアメ」
< 154 / 207 >

この作品をシェア

pagetop