悪魔なあなたと結婚させてください!
そう言ってアレクがテーブルに出したのはパステルカラーのバレッタだった。
「え、なにこれ」
こんなもの買っただろうかと首をかしげていると、幸が試着室にいる間にこっそり購入したのだとわかった。
「これからのお前にはこういうものもきっと似合う」
バレッタを両手で包み込むように手に取り、まるで宝石を見つめるかのようにキラキラとした瞳で見つめる。
大人になってから異性にプレゼントをもらったのはこれが初めての経験だった。
「これを、私に?」
「もちろん」
頷くアレクに泣きそうになってしまう。
こんな素敵なサプライズまでしてもらえるなんて、思ってもいなかった。
「泣くようなことじゃないだろう」
「え、なにこれ」
こんなもの買っただろうかと首をかしげていると、幸が試着室にいる間にこっそり購入したのだとわかった。
「これからのお前にはこういうものもきっと似合う」
バレッタを両手で包み込むように手に取り、まるで宝石を見つめるかのようにキラキラとした瞳で見つめる。
大人になってから異性にプレゼントをもらったのはこれが初めての経験だった。
「これを、私に?」
「もちろん」
頷くアレクに泣きそうになってしまう。
こんな素敵なサプライズまでしてもらえるなんて、思ってもいなかった。
「泣くようなことじゃないだろう」