悪魔なあなたと結婚させてください!
「いやっ!」
幸の叫び声を、バレッタが踏んで壊される音が同時に響いた。
パキッと小さな音がしたあと和美が足を浮かせると、無残にも砕けたバレッタだけがのこされた。
おとなになってから初めて異性からもらったプレゼントだったのに……。
幸は愕然としてその場に両膝をつく。
バレッタは真っ二つに割れて、小さな破片も転がっている。
「ふんっ。ざまぁみろ」
ふたりの笑い声が遠ざかっていっても、幸はその場から動くことができなかったのだった。
幸の叫び声を、バレッタが踏んで壊される音が同時に響いた。
パキッと小さな音がしたあと和美が足を浮かせると、無残にも砕けたバレッタだけがのこされた。
おとなになってから初めて異性からもらったプレゼントだったのに……。
幸は愕然としてその場に両膝をつく。
バレッタは真っ二つに割れて、小さな破片も転がっている。
「ふんっ。ざまぁみろ」
ふたりの笑い声が遠ざかっていっても、幸はその場から動くことができなかったのだった。