悪魔なあなたと結婚させてください!
幸は明里の言葉を遮るように叫んでいた。
イライラして仕方ない。

こんなに頑張ってキレイを手に入れた自分が幸せにならないわけがない。
「うん、そうだね……。ごめん、やっぱり体調が悪いから、先に行くね」

明里は青ざめた顔でそう言うと幸から離れていってしまったのだった。

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