悪魔なあなたと結婚させてください!
☆☆☆
「あ、そういえばこんなものも買ったんだっけ」
幸がこの前購入した本につまづいたのは日曜日の昼過ぎのことだった。
予定通り昨日の夜は遅くまで映画を満喫して、今起きたところだった。
寝ぼけたままトイレに向かう途中で蹴飛ばしてしまった。
古ぼけた表紙の本を手にとってパラパラとめくると、さまざまな悪魔の召喚方法が書かれている。
読んでいるうちにこの魔方陣というやつを実際に描いてみたくなってきた。
「悪魔はあなたの命と引き換えになにかひとつ願いを叶えてくれます」
書かれている文字を読み上げてふふっと笑う。
たったひとつの願いに対して命全部とはなかなか傲慢な方法で取引するみたいだ。
まぁ、それだから悪魔なんだろうし、命を捨ててでも願いを叶えたい人も世の中にはいるんだろう。
「あ、そういえばこんなものも買ったんだっけ」
幸がこの前購入した本につまづいたのは日曜日の昼過ぎのことだった。
予定通り昨日の夜は遅くまで映画を満喫して、今起きたところだった。
寝ぼけたままトイレに向かう途中で蹴飛ばしてしまった。
古ぼけた表紙の本を手にとってパラパラとめくると、さまざまな悪魔の召喚方法が書かれている。
読んでいるうちにこの魔方陣というやつを実際に描いてみたくなってきた。
「悪魔はあなたの命と引き換えになにかひとつ願いを叶えてくれます」
書かれている文字を読み上げてふふっと笑う。
たったひとつの願いに対して命全部とはなかなか傲慢な方法で取引するみたいだ。
まぁ、それだから悪魔なんだろうし、命を捨ててでも願いを叶えたい人も世の中にはいるんだろう。