悪魔なあなたと結婚させてください!
会社の連中にも見習ってほしいところだ。
電子マネーで会計を済ませて外へ出たところで、自分が空腹であることに気がついた。

昼になってから起きて魔法陣を描いて、そのまま散歩に出たのだから空腹でも当然のことだった。

もう1度コンビニに入るのはちょっと恥ずかしかったけれど、ここからアパートまでに食べ物を購入できるお店はない。

あの男性店員はいい雰囲気の人だし、まぁいいだろう。
と、回れ右をしてまた店内へと入っていく。

そのときだった。
「さっきのお客さんすっげーデブだったなぁ!」

そんな声が聞こえてきて幸は一瞬にして硬直した。
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