悪魔なあなたと結婚させてください!
努力?
そりゃあしてきたよ。

だって私は太ってるし、肌も汚いし、ブサイクだし。
だからダイエットもしたり、高級な化粧品を試したりした。

だけど全部ダメだった。
無駄だった。

そう、あのふたりになにを言ってもダメだったのと同じ結果だった……。

「まぁいい。とにかく今日は野菜中心の夕飯だ」
アレクは立ち止まったままの幸を置いて、あるき出したのだった。
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