悪魔なあなたと結婚させてください!
体の大きな幸は普通サイズのカップラーメンで我慢できたためしがない。
大盛りのカップラーメンと大盛りのご飯を食べて、ようやくお腹がいっぱいになる。

「これにしようかな」
と、醤油ラーメンを手に取ったところで玄関ドアが開いてアレクが帰ってきた。

げっ。
と心の中でつぶやき、カップラーメンを背中に隠す。

だけどアレクはすべて見透かしているように幸に近づくと素早く背中側に回り込んでいた。

「嫌な予感がすると思って帰ってきてみれば、お前はこんな時間からこんなもんを食うつもりだったのか」

「だ、だって、お腹が空いたから……」
アレクにカップラーメンを取り上げられながらも弁明する。

空腹で眠れなければきっと明日の仕事になだって影響が出てくる。
「そうなると思ったんだ。ほら」
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