悪魔なあなたと結婚させてください!
☆☆☆
給湯室で自分の分のお茶を淹れて飲むとホッとため息が漏れる。
メガネを外して目頭を指の腹で揉むと心地良い。
昼休憩時間にホットアイマスクを使うのも好きだった。
パゾコン作業をしているととにかくあちこちが凝り固まってくる。
グルグルと肩を回して少しばかりリフレッシュして、またオフィスへと戻っていく。
幸が戻ってきた時朋香と和美のふたりがクスクス笑い合っていたけれど、そんなのは日常的なことなので気にしなかった。
どうせまた幸の悪口を言って楽しんでいたんだろう。
そう思ったが……自分の席へ戻った先はパソコン画面を見つめてサーッと血の気が引いていくのを感じた。
画面にはさっきまで幸がいじっていた広告が表示されている。
けれどそれはさっきまでとは違う、2時間目の状態だったのだ。
細かな部分を修正したデータになっていたはずなのに!
「嘘、なんで? 私保存してなかった?」
給湯室で自分の分のお茶を淹れて飲むとホッとため息が漏れる。
メガネを外して目頭を指の腹で揉むと心地良い。
昼休憩時間にホットアイマスクを使うのも好きだった。
パゾコン作業をしているととにかくあちこちが凝り固まってくる。
グルグルと肩を回して少しばかりリフレッシュして、またオフィスへと戻っていく。
幸が戻ってきた時朋香と和美のふたりがクスクス笑い合っていたけれど、そんなのは日常的なことなので気にしなかった。
どうせまた幸の悪口を言って楽しんでいたんだろう。
そう思ったが……自分の席へ戻った先はパソコン画面を見つめてサーッと血の気が引いていくのを感じた。
画面にはさっきまで幸がいじっていた広告が表示されている。
けれどそれはさっきまでとは違う、2時間目の状態だったのだ。
細かな部分を修正したデータになっていたはずなのに!
「嘘、なんで? 私保存してなかった?」