何があってもどこにいても、僕は君だけを愛してる
そのせいでどれだけの女性に勘違いを引き起こしてきたか。わかっているつもりなのに美しい女性を見るとつい、わけもなくその喜んだ顔が見たくなってしまう。



油断した拍子にバスローブのひもがするっと引き抜かれ、合わせた胸元がはらりと開いた。遼は咄嗟に両手で前をおさえた。

「柚香、ひも返して」

遼が言うと、柚香は手早くひもを遼に巻き、腕もろとも縛った。ひじから先を腰のあたりで留められて自由を奪われた遼は、されるがままに胸元に柚香の啄むようなキスを浴びた。

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