星になる君に


「お邪魔します」

軽く挨拶をして私たちが座った席は、
サナが私たちに声をかけてくれた、明るい男性の隣。
私はその男性の隣に座る彼の向かいの席。
そして私の横にはもう1人の男性。


「名前、なんて言うの?」

そう彼が、私とサナに話しかけて、

「ユイです」

「サナです!」


聞いてきた彼の顔を見ながら軽く自己紹介をした。
こうして向かいの席から見る彼の顔は、やっぱりすごく整っていて、すごく綺麗だった。
さっきとは違い正面から彼の顔を見ることが出来て、あぁかなり背が高かったんだなって気づいた。


「俺、カイ。よろしくね」

その後も他の男性たちが自分の名前を言っていたけど、顔はそっちに向けても私の頭の中は彼のことでいっぱいだった。


カイ。

その名前は彼にとても似合っていた。
少し明るいブラウンの髪色。高身長で、すごく綺麗な顔を上下黒っぽいシンプルな服が更に彼のクールなオーラを引き立てる。


〝一目惚れ〟だった。

声も、顔も、話し方も。
全部。


彼は完璧だった___。











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