腹黒王子とめぐるの耽溺日誌
「あ、黒北さん、どうも……」
「……こんばんは、雪平様。先日の数々の御無礼、お許しください」
隼瀬君に案内され玄関に入ると、黒北さんが出迎えてくれた。
若干の気まずさを覚えつつも挨拶をすると、彼女はゆっくりと頭を下げた。
「あ、いえ、と、とんでもないです……!」
「ありがとうございます、雪平様。なにかお困り事があれば、この黒北になんなりとお申し付けください」
この間の態度から一変して、随分と丁寧な対応になったなぁ。
隼瀬君に指摘されたのがよっぽどこたえたのだろうか。
黒北さんと私のやり取りを見ると、隼瀬君は「例の物を用意しておけ」と黒北さんに一言告げた。
「例の物って、私に見せたいって言ってたやつ?」
「そうだ」
「へー!どんな奴なんだろう」
隼瀬君程の大金持ちならやっぱりちょっと期待してしまう。
超高級ゲームとかそういうのだったら良いな〜なんて思いながら隼瀬君の後ろを着いていくと、前と同じリビングに案内された。
「……こんばんは、雪平様。先日の数々の御無礼、お許しください」
隼瀬君に案内され玄関に入ると、黒北さんが出迎えてくれた。
若干の気まずさを覚えつつも挨拶をすると、彼女はゆっくりと頭を下げた。
「あ、いえ、と、とんでもないです……!」
「ありがとうございます、雪平様。なにかお困り事があれば、この黒北になんなりとお申し付けください」
この間の態度から一変して、随分と丁寧な対応になったなぁ。
隼瀬君に指摘されたのがよっぽどこたえたのだろうか。
黒北さんと私のやり取りを見ると、隼瀬君は「例の物を用意しておけ」と黒北さんに一言告げた。
「例の物って、私に見せたいって言ってたやつ?」
「そうだ」
「へー!どんな奴なんだろう」
隼瀬君程の大金持ちならやっぱりちょっと期待してしまう。
超高級ゲームとかそういうのだったら良いな〜なんて思いながら隼瀬君の後ろを着いていくと、前と同じリビングに案内された。