俺の隣に居る君は…
約束のカフェに入ると、まださのは来ていなかった。
少し残念に感じながらも、席に移ろうとした時だった。
さのからメールが来たんだ。
「すみません」
と店員に断ってメールを開いた。
メールには
『友達も呼びたい』
ときていた。
友達…
いや、かも…
でも、まあ…
色々考えて結局、
『わかったよ』
と送る。
すぐに
『ありがとう』
と返ってきた。
友達って誰だろう?
とか呑気なことを思っていた俺は、この後くるのが、俺の一番の目の敵なことを知らない。