俺の隣に居る君は…
「映画怖かったですよね~…」

「うん。あ、さのちゃんの後ろになんか…」

「ひえぇっ?!」



さのちゃんの悲鳴に思わず笑いがこぼれてしまう。



「からかわないでくださいっ!」



なんて涙目のさのちゃん。

俺以外だったらほんと、どうなっていたかわからない、それほど可愛かった。



「そういえばさ、映画中、『陽翔』って呼んできたよね?」

「え、う、うそ?!」

「ははっ、いいよ、陽翔で」

「でも…」

「一応先輩だし…」


と渋るさのちゃん。

一応ってなんだと思いつつも冗談のように



「じゃあ彼女にでもなる?」



と言ってみた。
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