こじらせ男子の橘くんはワケありでした。


「ほら、朝陽とは年が離れ過ぎてるし。俺もそろそろまともにならなきゃって思って。」


「歳の差なんて関係ないって言ったの圭吾くんだよ…。」


「それは、その時は俺もまだ若かったから。ごめんな。」


「ほんと最低…。」


圭吾くんの発する言葉一つ一つが

私をどん底へと突き落とす。


まさか、そんなことを理由に

別れを切り出されるとは思ってもいなかった。

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