組員とお嬢の恋
廉人は、こちらに目を向けると私をじっと見て頷いた


「やった!それじゃ、行くよ!」


真奈美は女子の間をかき分けて、廉人の手を掴むと私たちがいつも、お昼に過ごしている空き教室へと向かった


この空き教室は、私が鍵の所有権を持っている


何でかというと、紛れもない、お父さんの力
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