【完結】私とコンビニ吸血鬼~春夏秋冬、ピュアな初恋片想い~
「それ焼き芋?」
あ、やだ。
焼き芋掴んでる私。
湯気がたっているホカホカの焼き芋持ってる。
「う、うん。今買ったの」
私はコンビニを指差す。
「へぇー旨そうだね」
「う、うん。美味しいよ」
「俺も買ってみよ! ちょっと待ってて!」
「えっ!?」
尾瀬君!?
ドアが開いてレイちゃんがこっち見たのがわかった。
本当に、即焼き芋買ってる。
そしてすぐに出てきた。
「お待たせ!」
「う、うん」
「あー……見てたら旨そうで俺も食べたくなった」
「えー嘘でしょっ」
「嘘じゃないって、ホント」
「あはは、おかしい」