チョコより甘い恋を。
「イチャイチャを邪魔するのは主義じゃないから、そろそろお暇するわ。

今度お祝いの品は送るからな!

宅配便を送る前にはきちんと言うから、受け取り拒否はしないでくれよ!」

「この間のクリスマスも、そんなことしなかっただろ。
心配しなくても大丈夫だよ、親父」

「クリスマスのオードブルとケーキ、ありがとうございました!

とっても美味しくて、記念にSNSにあげちゃいました」

「映えそうなのを選んだからな。

気に入ってもらえて何よりだよ。

賢人、美冬ちゃんと仲良くな。

美冬ちゃん、こんな倅だけど、支えてやってくれ」

それだけを言うと、賢人のお父さんは、風のような速さで家を出ていった。

「泣いてる美冬、可愛いから理性保たなそう。

優しくするから、いいよね?

美冬も疼いてそうだし」

賢人の言葉にゆっくり頷く。

「会えるの、楽しみにしてたの。

眠れなくなるくらいのがいいな。

ダメ?」

「美冬、可愛い。

いくら抱いても足りないくらいかも。

愛してるよ、美冬」

唇が優しく重なった。

これから始まる新しい生活を支えてくれる賢人。
彼とその父親へ、精一杯の愛情を込めて。


ハッピーバレンタイン。
< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ボーダー

総文字数/582,484

恋愛(学園)360ページ

表紙を見る
ビターチョコ

総文字数/537,076

恋愛(学園)228ページ

表紙を見る
太陽と雪

総文字数/317,884

恋愛(その他)267ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop