チョコより甘い恋を。
お昼ごはんのオムライスとサラダを胃に入れて、少し休憩した頃。

麗眞の部屋にて、ガイドブックやたくさんの資料と向き合った。

ガイドブック以外の資料は、相沢さんたちが用意してくれたようだ。

桜が咲く時期の京都の魅力が、これでもかと詰め込まれている。


「椎菜は観光したいよな。

ゆっくり温泉にも浸かりたいか?

日頃の疲れも癒やしたいだろ。

桜もタイミング合えば綺麗に咲くだろうし。

俺も向こう行くと見れないから、桜くらいは、ちゃんと見ておきたいな。

どこも混むだろうから、当日体調悪くなったら、すぐにいうんだぞ」

「ありがとう、麗眞。

何だかんだ、2人で旅行なんて初めてだから嬉しい」

「そういえばそうだな。

俺も今から楽しみ。

千葉にあるテーマパークに泊まったことはあるけど、遠出の旅行は初めてになるのか。

金沢の卒業旅行より楽しみ度合いは上だわ。

今回のバレンタインに、この間のクリスマス。

椎菜からはいろいろプレゼントしてもらってるからな。

その分のお返し、たっぷりその時にしようかな。

楽しみにしてて?椎菜」
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