先生、それは✗✗です…!
さて、もうひと眠り――。

と思った瞬間、なにか違和感を感じてパチッと目を開けた。


見知らぬダークグレーの色をした布団。

見知らぬ黒色のカーテン。

見知らぬ天井。


――ここは、…どこ?


驚いて、ベッドから飛び起きる。


見渡してみるけど、…やっぱり知らない部屋だ。


…あれ?

もしかして、まだ夢の中?


なにがどうなってるの…?


「…ん〜……」


そのとき、すぐ隣から変な声が聞こえて、わたしの体がビクッと跳ねる。

掛け布団の中で、なにかがもそもそと動いている。


わたしは、おそるおそるその布団をめくってみると――。


「…ひっ…!!」


思わず、小さな悲鳴がもれた。


それもそのはず。

わたしの隣では、男の人が眠っていたのだ…!


しかも、…上半身裸で!
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