先生、それは✗✗です…!
次に戻ってきたときには、その手にはわたしの昨日の服が握られていた。
「乾燥機が終わったところだ。シミなくきれいに洗えたぞ」
まだ温かい乾燥されたばかりの服を、わたしは荒々しく奪い取る。
わたしがこんなにドギマギしているというのに、鳥羽さんがいたって冷静なのが非常に癪だ。
「言っておくけど、キスしてきたのはそっちからだからな?」
「…な、なに言って。どうしてわたしがそんなこと――」
「知らねぇよ。俺は逆に襲われた側。被害者は俺のほうっ」
『ファーストキスは好きな人と』
と思ってずっと大切に取っておいたのに、そんなわたしが会ったばかりの鳥羽さんにキスするはずがない…!
わたしは横目でトイレらしきドアを見つけると、服を抱えてその中へ入った。
思ったとおりそこはトイレで、急いで今受け取った服に着替える。
「乾燥機が終わったところだ。シミなくきれいに洗えたぞ」
まだ温かい乾燥されたばかりの服を、わたしは荒々しく奪い取る。
わたしがこんなにドギマギしているというのに、鳥羽さんがいたって冷静なのが非常に癪だ。
「言っておくけど、キスしてきたのはそっちからだからな?」
「…な、なに言って。どうしてわたしがそんなこと――」
「知らねぇよ。俺は逆に襲われた側。被害者は俺のほうっ」
『ファーストキスは好きな人と』
と思ってずっと大切に取っておいたのに、そんなわたしが会ったばかりの鳥羽さんにキスするはずがない…!
わたしは横目でトイレらしきドアを見つけると、服を抱えてその中へ入った。
思ったとおりそこはトイレで、急いで今受け取った服に着替える。