愛を知らない少女は、最強のイケメン生徒会長に溺愛される(旧:愛を知らない少女は、最強のイケメン御曹司に溺愛される)
※※※


「ねぇ〜みんな高校どこ行くぅ?」


「えぇ?まだ決めてなぁい」


「私第一高校!!」


「あ!」


私が教室に入ると、クラスメイトが急に話をやめ、私の方を向いた


慣れている


大丈夫


『美奈、おはよう!!』


朝学校に着たら、一番に声をかけてくれる子がいなくても


私は、どうせ天涯孤独だ


クラスメイトたちはまた話を再開した



「それより、私ホントはロゼータ学園行きたかったんだけどぉ、あそこ能力ないと入れないじゃん?」


「あぁー、でも、美奈にも能力が出ていたら、入れたかもねぇ!!」


その中の一人が、わざと大きな声で言う


嫌味か


別にいい


殴られたりはしないから


言葉でしか言われないのが幸いだった


それより、ロゼータ学園ってなんだろ?


話によると、能力を持っている人だけが入れる学校らしい


私は一応入れるけど、それは親に能力のことを話さないといけないから、やだなぁ


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