愛を知らない少女は、最強のイケメン生徒会長に溺愛される(旧:愛を知らない少女は、最強のイケメン御曹司に溺愛される)


※※※


「お母さま、お父さま、お時間よろしいでしょうか」


「あん?お前ごときが俺たちに指図しんじゃねーよ!!」


「すみません、すみません!!」


バシン!!


「でもしょーがね!!今回は聞いてやるよ!」


「ありがとうございます、お父さま!」


よかった、話を聞く気にはなってくれた


ここからは、私の芝居


「私を、ロゼータ学園に入れてくれませんでしょうか」


「「、、、はぁ〜!?」」


父と母は度肝を抜かれたように叫んだ


「お前、ロゼータ学園の決まり知ってんのか?
 あそこは、能力のある、高貴なる人だけが行ける学校なんだぞ??
 能力もなくて、華もない、お前には無理だ!!!!」


「そうよ!!!ばっかじゃないの!!!」


「ですが、このように推薦状が届いております」


私はそう言って、ポケットから推薦状を取り出す


「な、、、」


「今日学校から帰ったら、ポストに入っていました」


「で、でも、ロゼータには能力のない人が入れる訳がない!!
 これは偽物だ!!!」


「本物です」


私は手紙についていたロゼータの紋章と、ネットで出てきた紋章を照らし合わせる


「一致します」


「っく!!!」


「私も最初、偽物かもしれないと思って、ロゼータ学園について調べてみました
 すると、能力育成コースというものがあることがわかりました」


「はぁ??」


「ほ、ほんと?」


「本当です」
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