腹黒王子様の溺愛が規格外。
そして、もう夕方になると言う頃……一緒に、観覧車に乗った。
「桜、この観覧車縁結び効果があるんだって」
「え!そうなの?」
「うん、てっぺんでキスした人たちは一生離れることなく、最高の愛を誓えるんだってさ」
「そうなんだ……!!」
じゃあてっぺんになったら、蓮くんと……。
ドキドキしていたのも束の間。
てっぺんになる寸前、電話がかかって来てしまったのだ。
相手は杏奈ちゃん。
「ど、どうしたの?」
[誕プレ渡したかったのにどこにもいないじゃない!いつ渡せばいいの!]
「ご、ごめん今出かけてて……おうちの住所送るから、ちょっと待ってて——」
それから1分ぐらい、杏奈ちゃんに話しかけられ電話を切ることもできずに観覧車はてっぺんを越してしまった。
「れ、蓮くんごめんっ……私……、てっぺんでキスできなかった……」
「……いいよ、そろそろ降りる準備しよっか」
「うん……」
めちゃくちゃショックを受けながら、観覧車から降りる。
すると……花火が上がっていた。
「す、すごい!ここの遊園地花火なんてあるんだね!」
「ううんこれは桜のために用意したんだ」
「え!そ、そうなの……!?」
出た……!恐るべき一条財閥……!!
「改めておめでとう、桜」
「うん……」
「……キスのこと、まだ気にしてる?」
「うん……」
「ごめんね桜、あれ嘘」
「……え!?」
う、嘘!?
「桜とキスしたくてたまらなかったから、言っちゃったんだ」
「そ、そうだったの!?」
「うん、だからここでキスしよ。これからもずっと一緒にいるっていう誓いのキスね」
「う、うん……!!」
大きな紫色の花火が上がった時、私たちはキスをした。
蓮くん、これからもずっと一緒にいてね。
「桜、この観覧車縁結び効果があるんだって」
「え!そうなの?」
「うん、てっぺんでキスした人たちは一生離れることなく、最高の愛を誓えるんだってさ」
「そうなんだ……!!」
じゃあてっぺんになったら、蓮くんと……。
ドキドキしていたのも束の間。
てっぺんになる寸前、電話がかかって来てしまったのだ。
相手は杏奈ちゃん。
「ど、どうしたの?」
[誕プレ渡したかったのにどこにもいないじゃない!いつ渡せばいいの!]
「ご、ごめん今出かけてて……おうちの住所送るから、ちょっと待ってて——」
それから1分ぐらい、杏奈ちゃんに話しかけられ電話を切ることもできずに観覧車はてっぺんを越してしまった。
「れ、蓮くんごめんっ……私……、てっぺんでキスできなかった……」
「……いいよ、そろそろ降りる準備しよっか」
「うん……」
めちゃくちゃショックを受けながら、観覧車から降りる。
すると……花火が上がっていた。
「す、すごい!ここの遊園地花火なんてあるんだね!」
「ううんこれは桜のために用意したんだ」
「え!そ、そうなの……!?」
出た……!恐るべき一条財閥……!!
「改めておめでとう、桜」
「うん……」
「……キスのこと、まだ気にしてる?」
「うん……」
「ごめんね桜、あれ嘘」
「……え!?」
う、嘘!?
「桜とキスしたくてたまらなかったから、言っちゃったんだ」
「そ、そうだったの!?」
「うん、だからここでキスしよ。これからもずっと一緒にいるっていう誓いのキスね」
「う、うん……!!」
大きな紫色の花火が上がった時、私たちはキスをした。
蓮くん、これからもずっと一緒にいてね。