君の嘘から始まる本当の恋
2.甘い言葉の罠
「杏花、起きなさーい!いつまで寝てるの!天峰くん?って男の子が迎えにきてくれてるわよー」
「んー…」
ぼんやりとする頭でお母さんの言葉を何度も反芻し、しばらくしてからやっと飛び起きる。
「…え?」
慌てて制服に着替えてリビングに下りて行くと、お弁当をちょうど包んでいたお母さんが「やっと起きた」と言いながら呆れたようにため息をついてきた。
「あんたいい加減朝弱いの直しなさいよ。それにしても、いつの間に彼氏なんてできてたの?わざわざ迎えにきてくれるなんて、これで杏花の遅刻の心配もしなくてよさそうねぇ」
「え、本当に天峰くん来てるの!?」
「ええ、外で待っててもらって…って杏花、朝ご飯は!?」
「いらない!適当に買って食べる!」
お弁当箱を鞄の中に突っ込み、「いってきまーす」と大きな声で言ってから慌てて外に出る。
「んー…」
ぼんやりとする頭でお母さんの言葉を何度も反芻し、しばらくしてからやっと飛び起きる。
「…え?」
慌てて制服に着替えてリビングに下りて行くと、お弁当をちょうど包んでいたお母さんが「やっと起きた」と言いながら呆れたようにため息をついてきた。
「あんたいい加減朝弱いの直しなさいよ。それにしても、いつの間に彼氏なんてできてたの?わざわざ迎えにきてくれるなんて、これで杏花の遅刻の心配もしなくてよさそうねぇ」
「え、本当に天峰くん来てるの!?」
「ええ、外で待っててもらって…って杏花、朝ご飯は!?」
「いらない!適当に買って食べる!」
お弁当箱を鞄の中に突っ込み、「いってきまーす」と大きな声で言ってから慌てて外に出る。