君の嘘から始まる本当の恋
一つ年上の幼なじみ、富田瞬。
瞬くんとは小学校からずっと一緒で、昔はよく一緒に遊んでいた。
今でもたまに一緒に出かけたりしているけど、瞬くんは中学に上がってからぐんと身長が伸び、髪の毛も明るい茶髪に染めてピアスもたくさん開けたチャラ男になってしまい、女子からモテモテで昔ほど関わることも減ってしまった。
「何してんだよ、杏花。ドジだなぁ」
「だ、だって、ぶつかられて…」
「…ん、本当だ。ここ擦りむいてるよ」
瞬くんに血が滲んでいる膝を指差され、擦りむいていたことに今気づく。
「俺が舐めて治してあげよっか?」
「ば、ばかっ!何言ってんの!?あとで絆創膏貼っとくから大丈夫だし!」
いつもみたいにからかわれてしまい思わず赤くなっていると、瞬くんが口を開けて笑った。
瞬くんとは小学校からずっと一緒で、昔はよく一緒に遊んでいた。
今でもたまに一緒に出かけたりしているけど、瞬くんは中学に上がってからぐんと身長が伸び、髪の毛も明るい茶髪に染めてピアスもたくさん開けたチャラ男になってしまい、女子からモテモテで昔ほど関わることも減ってしまった。
「何してんだよ、杏花。ドジだなぁ」
「だ、だって、ぶつかられて…」
「…ん、本当だ。ここ擦りむいてるよ」
瞬くんに血が滲んでいる膝を指差され、擦りむいていたことに今気づく。
「俺が舐めて治してあげよっか?」
「ば、ばかっ!何言ってんの!?あとで絆創膏貼っとくから大丈夫だし!」
いつもみたいにからかわれてしまい思わず赤くなっていると、瞬くんが口を開けて笑った。