君の嘘から始まる本当の恋
余計な邪念を消すように、落ちている葉っぱをかき集めた。
*
「…あ、ごめん、遅くなって」
乙葉と明日の休日に行こうと約束していたショッピングの話で盛り上がっているうちに、約束の二分前となっていたことに気づきダッシュで教室に向かった。
乱れた髪の毛を整えてから教室に入ると、すでに天峰くんの姿はあり、窓側の席で頬杖をつきながらぼーと窓の外を眺めていた。
「…あ、いや、こっちこそ急に呼んで悪かったな…」
いつもの俺様な天峰くんとは思えないくらいのしおらしさに、違うとわかっていても再び期待する気持ちが出てきてしまう。
「ううん、全然!それで、話ってなに…?」
「あー、うん」
天峰くんが首の後ろに手を当てながらゆっくりとこちらに近づいてきて、私の目の前で止まった。
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「…あ、ごめん、遅くなって」
乙葉と明日の休日に行こうと約束していたショッピングの話で盛り上がっているうちに、約束の二分前となっていたことに気づきダッシュで教室に向かった。
乱れた髪の毛を整えてから教室に入ると、すでに天峰くんの姿はあり、窓側の席で頬杖をつきながらぼーと窓の外を眺めていた。
「…あ、いや、こっちこそ急に呼んで悪かったな…」
いつもの俺様な天峰くんとは思えないくらいのしおらしさに、違うとわかっていても再び期待する気持ちが出てきてしまう。
「ううん、全然!それで、話ってなに…?」
「あー、うん」
天峰くんが首の後ろに手を当てながらゆっくりとこちらに近づいてきて、私の目の前で止まった。