君の嘘から始まる本当の恋
もう何が本当で何が嘘なのか、全く見分けがつかなくて困ってしまう。
「うーん、天峰くんが嘘をついているかは、その時の天峰くんのことをよく見てみればわかるんじゃないかな?ほら、天峰くんって役者でもなんでもないんだからさ、嘘をついたらボロが出ると思うんだよね。たとえば目を泳がせたり、そわそわしてたり?そういうサインがあったら嘘、なかったら少しは杏花ちゃんのこと好きになってきてるって証拠なんじゃない?」
「よく見てみる、か…」
たしかに、考えたことなかったかも。
もっと玲央のことをよく見てみる必要がある。
*
「…あ」
くじ引きで掃除当番の担当場所が中庭に決まり一人で向かうと、そこにはすでに東野さんの姿があった。
「…もう一人の担当者、七海さんかぁ。まあいいや、早く終わらせよ。私観たいドラマあるから」
「あ、うん…」
「うーん、天峰くんが嘘をついているかは、その時の天峰くんのことをよく見てみればわかるんじゃないかな?ほら、天峰くんって役者でもなんでもないんだからさ、嘘をついたらボロが出ると思うんだよね。たとえば目を泳がせたり、そわそわしてたり?そういうサインがあったら嘘、なかったら少しは杏花ちゃんのこと好きになってきてるって証拠なんじゃない?」
「よく見てみる、か…」
たしかに、考えたことなかったかも。
もっと玲央のことをよく見てみる必要がある。
*
「…あ」
くじ引きで掃除当番の担当場所が中庭に決まり一人で向かうと、そこにはすでに東野さんの姿があった。
「…もう一人の担当者、七海さんかぁ。まあいいや、早く終わらせよ。私観たいドラマあるから」
「あ、うん…」