君の嘘から始まる本当の恋
だけど玲央は二十分が経ってもなかなか戻ってこない。
心配になって、近くにあった焼きそば屋さんを見に行くと、玲央が大学生くらいの派手目な女子二人組に腕をがっちり組まれて喋っていた。
その玲央の横顔は、心底うっとおしそうだ。
「…離せよ、人待たせてんだけど」
「えーなに彼女?ちょっとだけでいいからお姉さんたちと付き合ってよー」
「そうそう、イケメンが一人いるだけで華やかになるんだもんー」
どうやらしつこい逆ナンに捕まっているみたいだ。
どうしよう…助けに行くべきだよね?
「あ、あの…」
メイクで目力が強くなっている瞳でぎろりと振り返られ、思わず身を縮こまらせながらも玲央の袖を引っ張る。
心配になって、近くにあった焼きそば屋さんを見に行くと、玲央が大学生くらいの派手目な女子二人組に腕をがっちり組まれて喋っていた。
その玲央の横顔は、心底うっとおしそうだ。
「…離せよ、人待たせてんだけど」
「えーなに彼女?ちょっとだけでいいからお姉さんたちと付き合ってよー」
「そうそう、イケメンが一人いるだけで華やかになるんだもんー」
どうやらしつこい逆ナンに捕まっているみたいだ。
どうしよう…助けに行くべきだよね?
「あ、あの…」
メイクで目力が強くなっている瞳でぎろりと振り返られ、思わず身を縮こまらせながらも玲央の袖を引っ張る。