君の嘘から始まる本当の恋
5.決戦の日
玲央と会う約束をしているのは午前十一時半、駅前。
軽くどこかで一緒にお昼でも食べて、ついに告白の返事、私の逆襲をしようと考えている。
正直、玲央が私のことを本気で好きになってくれたのかはわからないけど…今はとりあえずやるしかない。
「…七海さん?」
駅前に二十分も早く着いてしまい、ぼーとスマホを眺めていると後ろから声をかけられた。
振り向くとそこにいたのはラフな格好をした東野さんの姿が。
「何してるの、こんなところで?…あ、今日だっけ?玲央の告白の返事」
まるで台詞を読んでいるかのような棒読みの東野さんに、思わず笑ってしまう。
今日ここで玲央と待ち合わせをしていることを東野さんにも伝えていたから、きっと心配で来てくれたんだ。
「…なに笑ってるの」
軽くどこかで一緒にお昼でも食べて、ついに告白の返事、私の逆襲をしようと考えている。
正直、玲央が私のことを本気で好きになってくれたのかはわからないけど…今はとりあえずやるしかない。
「…七海さん?」
駅前に二十分も早く着いてしまい、ぼーとスマホを眺めていると後ろから声をかけられた。
振り向くとそこにいたのはラフな格好をした東野さんの姿が。
「何してるの、こんなところで?…あ、今日だっけ?玲央の告白の返事」
まるで台詞を読んでいるかのような棒読みの東野さんに、思わず笑ってしまう。
今日ここで玲央と待ち合わせをしていることを東野さんにも伝えていたから、きっと心配で来てくれたんだ。
「…なに笑ってるの」