一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
「結婚、、、するのか?」

「、、、、、。」

俺は、一房髪の毛をすくって、くるくるさせながら、ヒカリをさんざん抱いたあと、どうしても嫌で結局聞いてしまう。


「なぁ。、、、、しないよな?」
しないでくれ。ヒカリ。


「ねぇ。私が結婚したら、どうすんの?」


「、、、、、、、。」

俺は、、、、。
クソッ!
言えない。

ヒカリは、何も言わない俺を、どう思ったのだろう。

ヒカリも何も言わない。

ふと顔を見れば、寝ていた。

フッ。
さんざん俺を振り回して、1人で寝やがった。

なぁ。ヒカリ。
俺は、お前を、、、


はぁ。
今日は、帰りたくない。

いつも、ヒカリが起きてる時にサヨナラを言うのが嫌で寝てる間に帰っていた。

でも今日は、このまま抱きしめて寝たい。
離したくない。
ずっと。


そんな事を思いながら、ヒカリを抱きしめて俺も眠りについた。
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