一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
10〜塁side〜
プレゼントなんて初めてだな。

そもそも、自慢じゃないが、俺は彼女がいた事がない。
俺には、昔からたった1人しかいないから。

よって、イベント事にも何も興味がなかった。

でもヒカリとこうして会うようになって、クリスマスだし何かプレゼントしたいと思い、ネットで検索したりして。笑える。

そして、俺はネックレスをあげる事に決めた。

それはまさに"離さない"という独占欲の現れだった。

まぁ、どうせあいつはそんな意味があるなんて気付かないだろうけどな。

言葉に出来ない気持ちをこんな形でしか伝えられない。

そんな俺を、お前は笑うだろうか?

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