一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
ヒカリの髪をサラサラと撫でていれば、ヒカリが目を覚ました。

そして、ずっと前からとはいつからかと聞いてきた。

だよな。
気になるよな。

俺は正直に話す事にした。
今を逃してしまったら、言えないと思ったから。
言ってというヒカリを信じようと思った。

そして、少し話せば、ヒカリもまた、俺が離れてから寂しかったと。
ずっと俺を求めていたと。
そう言ってくれた。

これには驚いた。
嬉しい。

そして、ヒカリにズバリ突っ込まれる。
経験について。

麗に自分の女のフリをさせて、ガチに言い寄ってくる女はとことん避けた。

彼女を作らず、適当な女を身代わりにしていたとは言え、それでもだいぶ場数を重ねていた。

でもそこに、相手の女への気持ちは全く無かったし、ヒカリを抱いて、全くの別の行為だったと気づいた。

本当に、道具として扱っていたんだと。
ヤバいよな。本当に。
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