一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
結局、どのへんをちょっとだけにしたかったのかわからないまま、朝からしっかり愛された。
「やべ。時間だ」
塁は、バタバタと準備する。
私は、基本フリーなので、大丈夫。
「ヒカリ。朝は、その色気をしまえ」
とか言ってシャツのボタンを閉めてる。
「ははは。何それー。私のせい?」
「かわいすぎんだよ。ったく。お前、またかわいくなったろ」
怒ってんだか、褒めてんだかわからない塁が面白い。
「そう?」
「ああ。んじゃ行ってくる」
塁と一緒に玄関までガウンを羽織ったままの格好で向かう私。
「また、襲いそうだわ。早く着替えろよ?んじゃな」
「ふふふ。いってらっしゃい」
そして、キスをして見送った。